高橋 楽斉(たかはし らくさい)氏の作品を紹介します。
庭のどうだんつつじの刈込が緑色から黄へとすこしづつ変わり始め、
私たちの目を楽しませてくれています。
季節の深まりとともに、木々の葉の色も変化し、
いよいよ秋本番かなと思います。
信楽では台風21・24・25号が派手な振る舞いで通り抜け、
やっとそれらしい日常に戻ったような気がいたします。
水分を十分得たのか、すすきやセイタカアワダチソウやヒヨドリ草が
野原一面に咲き、わさわさと風と共に揺れています。
秋と言えば紅葉とか、夕焼けの色を思い浮かべますが、
古代中国の説に、春は青、夏は赤、土用は黄、
秋は白、冬は黒とされていたのを思い出します。
秋が白なんて少し意外だったのですが、
空気の澄んだ秋晴れのように、交じりっけなく清らかにということでしょうか。
今は、きんもくせいの香りが家々の垣根から匂っています。
(ほととぎす)