石山 哲也(いしやま てつや)氏の作品を紹介します。
 
令和最初の年も明けもう一か月がたちました。
如月です。
例年のように冬らしい寒さはない毎日です。
信楽ではまだ一度も雪が舞っておりません。
でも暦の上ではいよいよ「春」
野山はまだ冬の装いですが。
例年なら雪が雨に変わり草木も芽吹き始める時なのです。
寒いとは言いながらも生き物たちの気配には
春を感じられることがあるのです。
寒さや霜の害が比較的少なかった花々、
静かに美しく咲いてほんのりかぐわしい香りを放っています。
そのロウバイ、ウメ、ツバキの花の蜜や花粉に誘われたように
鳥や昆虫たちが姿を見せ始め花々を騒がせているのです。
今は庭のコブシの花のつぼみや、ネコヤナギが膨らんで
咲く時を待っているようです。
 (つばき)