鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
八月に入ってからも蒸し暑いじめじめした雨の日が4・5日続きました。
やっと傘を持たず外に出られるようになって驚いたことは、
青々としていると思っていた田んぼの色が緑色ではなく、
薄い黄色になり稲穂が出そろっていたことでした。
私は今年は稲の花を見逃したという残念な気持ちになりました。
消費量が少なくなったとはいえ米は私たちの主食。
玄米がいわば稲の果実であり花が咲いて実る。
稲の花は日本では最も大切な花だと私は思っています。
夏の朝、9時から10時ごろに開花がみられ正午には閉じる。
花粉は風でも運ばれるらしいが、ほとんど開花直前に自家受粉すると聞いた。
草の中では、せんにんそう、げんのしょうこ、ふじかんぞう、
白花のはぎ、赤・白みずひきそう、しゅうかいどうなどが
目立つことなく静かに咲いています。
八月の節気は暦の上では秋を告げ「立秋」とか
暑さが静まってくる処暑ですが今年は猛暑日の毎日です。
コロナウィルスに対する対策を心しながら元気に明るく過ごしたいものです。
(しゅうかいどう)