伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。
まだ紅葉の映える木もあるのですが
すっかり冬の準備を整えた枝だけの木々が多く並んで
寒々とした冬庭になりました。
垣根の山茶花だけが今年はどうしたのか
びっしりと花をつけ誇らしげに咲いています。
令和4年の年神様をお迎えする準備を始める
「正月事始め」も13日に過ぎました。
まずは大掃除
その昔、道具類は百年たつと付喪神(つくもがみ)
という妖怪に変化するといわれ、
道具を年の瀬に整理する風習があったとか。
そして年末に神社仏閣の境内で「市」がたち
古い道具を使ってくれる人に譲り渡すことで
道具に新しい命を与えるということを願ったそうです。
大掃除がリサイクルの発端になることや
年末のその種の「市」などは今も昔も変わりないのでは。
22日が冬至
今年も残すところわずかです。
一つ年を重ねることが一つ輝きを増すことになりますように。
そんな願いを心に込めて日々精進したいと思っています。
侘助つばきが小さいですが凛として元気に咲いています。
(まんりょう)