ギャラリー有楽【信楽】

有楽だより

作品紹介 澤 克典作 『蹲壷』

2021年11月15日 更新

澤 克典(さわ かつのり)氏の作品を紹介します。

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暦の上での立冬が過ぎ猛暑だった夏はまるで

なかったかのように冬の始まりを感じています。

何よりも小春日和はうれしいものです。

特に信楽は朝夕の気温が低く、

庭はいつの間にかすっかり表情を変え

やまぼうし、なつつばき、かえで、どうだんつつじ、

はなみずき、にしきぎ、こばのずいななど

とても美しい赤や黄色にと色づき、競うわけでもなく

それぞれが調和しながら、今、一年で一番華やかな時のように思います。

その根〆の役をするように野菊が美しく咲き、

可愛いというよりもどこか寂しげな気さえします。

11月は七五三。

始まったとされる平安時代は今のように医療が発達しておらず

抵抗力の少ない子供が健やかに成長することは困難が多かったとか。

「七つまでは神のうち」とか言われ旧暦の11月の満月の15日に

本年の新米の収穫と子供の成長を共に神様に感謝するというのが

いまも伝えられているのだそうです。

信楽の山々もいただきから木々が色づき始めています。

一面に緑だったのが黄色に染まるにつれ

秋は深まっていくようです。

 

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(のぎく)

作品紹介 古谷 和也作 『掛花入』

2021年11月01日 更新

 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

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10月中旬に入っても半そでで快適に過ごしていましたが、

18日の明け方急に気温が下がり一気に秋に入ったようでした。

暦の上での霜降を待たずに初霜だったのか

草や木や門の屋根まで白く薄化粧され冷え込みが身にしみ

あまりの寒さに秋を超え冬の気配を感じました。

山はまだしっかりとみどり色ですが庭の刈込のどうだんつつじだけは

その輪郭を赤く染めています。

気温は例年になく日中は高く、朝夕は低いように感じるのですが。

今の季節の夕暮れの空はとても美しく、

太陽が沈んだ後の茜色の空とそこに広がった雲と空の色、

自然が描くその模様を毎日楽しんで眺めています。

これからますます日暮れが早くなります。

季節を肌で感じながら一日を大切に計画的に

活動的に生活をするよう心掛けたいと思っています。

お茶の木の花もいま美しく咲いています。

信楽を訪ねて下さる人も多くなって大変うれしく思っています。

 

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(つわぶき)

作品紹介 神崎 継春作 『壷』

2021年10月14日 更新

神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。

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信楽でもまだ半そでの服で快適に生活している毎日です。

でも昼と夜との気温差は大きいらしく

夜半は暖が恋しいようなときもあります。

寒暖の差が大きいからか4・5日続いて早朝からの濃霧を楽しみました。

自宅がすっぽり乳白色の霧に包まれ、

前の道路を走る車もライトをつけてゆっくり静かに進んでいました。

でも太陽の光が差し込むと、いつどこからともなく隣の家が見え

田畑や山々と次々その輪郭が現れるのです。

この地区の雲井(くもい)という地名を再確認致しました。

庭の花は種を守るために実やたねに変わり、

りんどうややまじのほととぎすだけが咲いています。

コロナが落ち着いてきて制度上の緩和が叫ばれるようになり

信楽を訪ねて下さる人も増えました。

町全体が元気を取り戻しつつあることを大変うれしく感じています。

有楽も訪ねて下さる久々の皆様と無事を喜び合い感謝の日々です。

今朝気づいたのですが、苔の中にせんぶりの花が咲いていました。

 

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(ほととぎす)

作品紹介 古谷 和也作 『混成角花入れ』

2021年09月30日 更新

古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

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少しずつでしたが今ではずいぶん日暮れが早くなり

夜風の涼やかさが心地よく感じられます。

空気の凛と澄み渡る秋は月夜の美しさも格別。

今年は中秋の名月と満月が一致するとかで楽しみにしていましたが

残念ながら信楽では眺めることが出来ませんでした。

「つきづきに月見る月は多けれど月見る月はこのつきのつき」

と遊びの中で何かをしながら早口言葉のように言っていた

子供の頃を思い出します。

周囲の田んぼはほとんど刈り取られ残されているのは

飼料米だけのようで農家の秋はもう終わったようです。

吸い込まれるような青い空の毎日。

庭にはほととぎすの花があちこちに、

また野菊や段菊も可愛い花を咲かせています。

うめもどきも真っ赤な実をつけています。

季節の恵みを感じられる豊かな秋

感染症も落ち着き満ち足りた時間が訪れますように。

 

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(だんぎく)

 

例年10月に「信楽焼有楽作品展」秋の部を開催し

皆様にご案内申し上げておりましたが、

今年はコロナウィルス感染症の影響により

緩和の期待も今一つすっきりしない現状から

作品展と言う型の開催を断念いたしました。

その代わりと申しまして勝手ですが有楽のギャラリーで

いつもの作家の新作を揃え、10月中、展示即売を致します。

里の秋、清らかな空気と美しい自然を求めて

信楽へ是非ぜひお越しいただきますようお待ち申し上げます。

作品紹介 篠原 希作 『花入れ』

2021年09月14日 更新

篠原 希(しのはら のぞみ)氏の作品を紹介します。

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我が家の周りの田んぼの稲刈りが始まりました。

夏のギラギラとした日差しや入道雲などは

いつの間にかすっかり影を潜め、うろこ雲や

すじ雲が美しく浮かび秋そのものです。

秋はどこからともなく忍び寄ってきたものだと思っていましたが、

こんな濃い青い空や雲を見ていると

案外空からやってくるのではと思ったりもします。

もう長いことで習慣になってしまったマスクを外し

頬をなでる風のにおいや涼やかさを時々感じています。

ざわっと風にその身を任せたように咲いているはぎの花、

赤・白のふじばかま、かえりざきのわれもこう、あきざきのぎぼうし

木や草や花を見て、きゅんと切なかったり、

すぐ気持ちがあふれそうになったり、どの季節よりも

秋は心にやってくる気がします。

私だけでなくだれもがそうおっしゃいますよね。

今年も忘れずやってきてくれたのが

アサギマダラと言う蝶でした。

昨年のように多くはありませんでしたが、

ふじばかまにとまって、私たちが懐かしい人にお会いして

お話しているかのようなものでした。

 

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(はぎ)

作品紹介 澤 克典作 『壷』

2021年08月31日 更新

澤 克典(さわ かつのり)氏の作品を紹介します。

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信楽では二度目の梅雨が訪れたかのような天候が続き、

しかも暴れ梅雨のような様相で列島に張り付いていた前線は、

盛夏には似つかわしくなく長逗留。

豪雨、線状降水帯、雷雨などという言葉の通り。

ここ2・3日は厳しい残暑、待ちに待った青空や

紫外線の強そうなギラギラとした日差し、

でも少し日陰に入ると時々ひんやりとした風が流れ、

どこかに秋を感じさせられます。

今日はトンボが群れになって色づいた稲穂の上を

スーイスーイと飛んでいます。

たかさごゆりが清楚で美しい姿、形で

なぜこんなところにと思う野や河原や山裾に

いまたくさん咲いています。

なぜか珍しく、ふじ、ほたるぶくろ、しもつけなどが

返り咲いて秋の野に賑やかさを添えています。

2.3日前までただざわざわしていたすすきに

穂が出そろいました。

 

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(みずひきそう)

作品紹介 鈴木 大弓作 『三島皿』

2021年08月15日 更新

鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。

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田んぼの稲穂が出そろいました。

遠くから見て真っ青だった田んぼの色が少し黄色を帯び

心なしか重そうに感じます。

草刈りをして整えられたあぜ道、豊富な水で育っているお米は

いまのところ豊年間違いなしとうれしく思い

天地自然に感謝しています。

暦の上では秋を告げる立秋も過ぎ暑さが静まる処暑

しかしまだまだ続くといわれる暑い毎日、

気力までも奪われそうですが。

信楽の朝夕には時々さわやかな風が吹くのです。

お盆もことなく済み、ご先祖様もお戻りになり極楽のあまり風とか。

庭には赤、白、金のみずひきそうが咲き、

しゅうかいどうも暑さに負けず次々と美しい花を咲かせています。

今年はセミもトンボも少ないように思います。

今日初めて私の前を泳ぐように飛んでいる赤とんぼを見ました。

小さい秋を見つけた喜びを味わいました。

 

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(なでしこ)

作品紹介 迫 能弘作 『一輪花入』

2021年08月01日 更新

迫 能弘(さこ よしひろ)氏の作品を紹介します。

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しっかりとした梅雨明け宣言をきかないのに美しい青い空に

白い入道雲が黙々と沸き上がり

ジイジイとやかましくなく蝉の声はすっかり本格的な夏、葉月。

山や川、生活周辺の温度からして近年の暑さは

昭和、平成に比べて明らかに違って暑くなっている感じがします。

今日夕方散歩をしていて田んぼをよく見ると、

お米の花が咲いていました。

一週間もたてば穂が出そろうとか。

昨年は見かけなかった月見草がたくさん咲いていました。

月の出る涼しげな宵を待っているようでした。

庭はもうすっかり秋の七草が咲き、

すすき、ききょう、かるかや、はぎ、われもこう、なでしこなど

暑さにも負けず特徴のある美しさを主張しています。

八月の節気は暦の上では秋を告げる「立秋」ですからね。

信楽ではこれから各家庭で盂蘭盆行事に入ります。

無数のものの支えのおかげで今日があることに感謝しながら

よく考えて過ごしたいと思っています。

 

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(おがたまのき)

作品紹介 小牧 鉄平作 『信楽山羊/信楽羊』

2021年07月15日 更新

小牧 鉄平(こまき てっぺい)氏の作品を紹介します。

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九州と中国地方では梅雨明けだというのにここ信楽は、

「夕立三日」と言葉のとおり三日以上の夕立続き。

午後になると真っ黒な雲が急いで連れてくる大粒の雨、

そして雷、驚くほどの厳しい雨に見舞われています。

短い時間ですが。

まだ2・3日は大気の状態の不安定な時が続くとか。

梅雨が明ければ夏空の下での陽光に輝く植物、

かんぞう、きんみずひき、ぎぼうしなど。

それよりなにより夏、太陽と言えばひまわりの季節。

太陽に向くことから「向日葵」と書きます。

咲き始めは太陽を追いかけて咲いていますが、

成長すると東向きに咲いているように思うのです。

日差しの強い南や西を向くと高温になり、

病気の原因になる夜露が長時間花や葉に残るのを防ぐためだとか。

種の保存のための知恵なのだと感心。

暑い暑い夏に向かっていますが自然と一緒にたくましく、

しなやかに、心も体も上を向いて楽しく過ごしていきたいものです。

 

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(はんげしょう)

作品紹介 神崎 継春作 『灰釉向付』

2021年06月30日 更新

神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。

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新型コロナウィルス感染症予防接種やオリンピックの

感染に対する対策という言葉など

なんだか落ち着かない日々を送っているうちに今年も半分が過ぎました。

今日から文月です。

今年は梅雨入りが早く梅雨の中休みに入っています。

いつまで続くのか、雨はいつ降るのかなんて

テレビでも聞き空を見上げていますが・・・

田んぼの苗はすっかり成長し、すべて青田に変わりました。

暦の上での二十四節気では7日が「小暑」にあたるようです。

小さい暑さとはいえ晴れた時の日差しはずいぶん強く、

もうすっかり夏本番の気配もあります。

夏椿の花が咲き始めました。

もじずりの花(ねじばな)も苔の中から抜きんでて

姿よく咲いています。

雑草の中ではむらさきつゆぐさの花が目立っています。

コロナで外出を控えている時間、

生き生きとした美しい植物をのんびりとぼんやりと眺める

贅沢な時もいいものだと思います。

どれも可愛いですよね。

 

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(なつつばき)

作品紹介 高橋 美子作 『花入』

2021年06月15日 更新

髙橋 美子(たかはし よしこ)氏の作品を紹介します。

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有楽の店の南側にある小さいごく小さい淡竹の籔

常は季節によって、またその日吹く風によって音色を変え

静かな優しい自然を形作っているのですが、

今年は6月の声をきいてすぐ急に一斉にタケノコが顔を出し

それも4・5日で竹に育ってしまうと処理に困ると思い

刈り取りました。

たけのこはいずれも廃棄率の高いもの

急いであく抜きをし、旬の味として食させていただきました。

樹木や竹たちには知られざる決まりや生活でもあるのでしょうかと。

すっかり整理されたその籔は今、以前と変わらず

どくだみ、あざみ、とらのお、赤白のほたるぶくろと

沢山の花を咲かせしっとりと静かな風と遊んでいるようです。

青空にさわやかなみどりの風の晴れた日、

湿気が多くてうっとうしい日と交互に重ねながら

雨の少ない毎日が過ぎています。

それでも庭の刈込のつつじ、さつき、いちいの木などは

新芽が伸びてその形を少しづつ変えています。

今日はくちなしの花がいい香りを放って

人々の足を止めています。

 

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(しもつけそう)

作品紹介 伊藤 昭人作 『海鼠鎬皿』

2021年05月31日 更新

伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。

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風を感じる若葉青葉の香りさわやかな日々が続いていましたが

西からの雨雲に追いつかれ、じめじめとした雨の毎日でした。

田植えを終えたばかりのひょろりとして頼りなかった苗も

いまではよく育ち、たくましく伸びています。

植物はいずれも先を争うように伸び、

とらのお、のあざみ、ぎぼし、こばんそう、ゆきのした、

どくだみが咲き、大きく枝を伸ばしたこばのずいなや、

やまぼうしなどの木も白い清楚な花を咲かせています。

隅のほうに移されたやはずすすきも

その模様を規則正しく描いて大きく陣取っています。

でも梅雨と言えば雨に濡れた紫陽花ですよね。

咲き始めました。

以前はカタツムリやアマガエルもよく目にしましたが

近頃見かけなくなったように思います。

今は一年の中でもどんどん昼間が長くなっていく時です。

季節はいつも足早に過ぎていきますが、

夏の足音を感じながら、今の美しい風景とに出会いを

大切にしたいものです。

 

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(やまあじさい)

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