ギャラリー有楽【信楽】

有楽だより

作品紹介 谷 穹作 『蹲花入れ』

2019年05月14日 更新

谷 穹(たに きゅう)氏の作品を紹介します。

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連休中、道路事情の悪い中有楽の作品展に

沢山の人々のご来店をいただきありがとうございました。

ご支援に感謝申し上げます。

これからも信楽で活躍中の作家と「信楽焼の今」を

発表し続けたいと思っています。

平成から令和へ新たな幕が開いた今、

急に世の中が変動するわけでもなく、

未来に託した願いが凝縮されているとはいえ、

元号とは何なのかを考えながら・・・

5月の初めに立夏を迎え、光はもう夏の気配、

今は緑、緑、緑みどりといういろいろな緑色の自然に囲まれて

ゆったりと健やかに過ごしています。

庭にはみやこわすれ、よめな、あやめ、おだまき、

しらん、せんだいはぎ、こめうつぎ、えびねらん、など

静かに花を開き居場所を確保しています。

おがたまの木に咲く白い花が芳香を放って目立っています。

 

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(こめうつぎ)

作品紹介 古谷 和也作 『信楽混成角花入』

2019年04月26日 更新

古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

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三十一年と言う歳月を駆け抜けたように感じる平成。

いよいよ五月から新しい年号、令和が始まります。

平穏に日々が過ぎる良い時代になりますように。

節目を迎えることで自分の気持ちも一新、

これを機に何か新しいことをと思うのですが。

有楽も4月24日から『信楽焼の今』と言うテーマで作品展を行っていて、

沢山の方々にご覧いただいています。

その準備で忙しく過ごしている間にすっかり葉桜になり、

山が近く感じるほど白く咲いていたタムシバも散ったようで、

濃い緑一色になって、その隙間に山つつじが華やかな色で

絵でもかくように咲き、目を楽しませてくれています。

庭にはコブシ、リキュウバイ、ドウダンツツジ、ハナモモといつの間にか満開

草むらでは、スイセン、アマドコロ、ナルコユリ、ホウチャクソウ、

オダマキ、シャガも咲いています。

作品展は5月7日まで開催しています。

是非お立ち寄りください。お待ちしています。

 

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(ぼけ)

作品紹介 谷 穹作 『三角花入れ』

2019年04月15日 更新

谷 穹(たに きゅう)氏の作品を紹介します。

 

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20190415春

 

桜前線は今日はどのあたりでしょうか。

不意に寒さが戻ると一日か二日は足踏みをするようです。

信楽も三分咲き、五分咲きと不ぞろい。

でも山すそを美しくピンク色に染めています。

桜だって気温だけでなく咲く時期、花の色、花びらの数も

いろいろ違うのだそうです。

桜の個性ですね。

有楽では4月24日(水)から2019年の作品展を行います。

有楽が選んだ旬の作家の作品の展示即売です。

春の自然を満喫しながら有楽にお運びください。

お待ちしています。

 

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(つばき)

作品紹介 高橋 美子作 『花入れ』

2019年04月01日 更新

高橋 美子(たかはし よしこ)氏の作品を紹介します。

 

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続々と桜の開花のニュースが伝えられているというのに

信楽の桜はまだつぼみが固く、

この冷たい風がやさしく感じるようになるまでには

もう少し時間がかかりそうです。

でもはや「卯月」

四月は別れあり、出会いありの人生の節目となる人も多いのではと思います。

新学期、新社会人、新入社員、新緑と、

今は「新」の付く物事が多く希望に心弾ませる時です。

いつかやろう、そのうちにやろうと思っていたことを

始めるのもうってつけの季節かもね。

庭では金水引、ほととぎす、ふじばかま、はぎ、ひおうぎ、

野菊などの野草が顔を出し、

私の思っている雑草と仲良く緑を競っています。

五色散り椿と言う名の椿の花が今満開です。

花弁を一枚一枚ハラハラと散らせています。

これが公開される日は元号が新しくなる日です。

平和で健やかな日が続くことを祈るのみです。

 

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(つばき)

作品紹介 杉本 貞光作 『蹲壷』

2019年03月15日 更新

杉本 貞光(すぎもと さだみつ)氏の作品を紹介します。

 

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一雨ごとに気温が上がり、その温かさで寒さに張り詰めていた気持ちや

身体を楽にしてくれるような気がいたします。

またその湿った風に誘われてか雪柳やこでまり、

草ではばいも、水仙などが生き生きとしています。

暑さ寒さも彼岸までの言葉通り。

仏教徒の多い信楽では、仏壇、仏器、お墓のお掃除にと

忙しくしている人が多いようです。

「国民の祝日に関する法律」によりますと、

春分の日は自然を讃え、生き物を慈しむとなっており、

私たちの知る範囲では昼と夜の長さが大体同じで、

しかも太陽は真東から上がって真西に沈むということでしょうか。

何もかも常に活動しているのだと感心させられます。

椿などのお花の蜜を吸ったり、苔の新芽をついばんだりと

小鳥がたくさん飛び交って春らしく演出をしています。

のんびりした風景をのんびりと眺めていられる幸せを

時折かみしめています。

 

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(ふきのとう)

作品紹介 古谷 和也作 『蹲壷』

2019年03月04日 更新

古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

 

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寒さも心なしか緩み、一雨ごとに春の息吹が立ち込めているように感じます。

3月は旧暦で弥生『いよいよ生い茂る』の意味があるそうです。

陽気がよくなる…なんて言いますがその通り。

冬の間中、居座っていた寒くてどこか暗い気と、入れ替わったように、

朗らかな陽の気が増すように感じる、それが春では。

そんな気分にしてくれる春の陽気はいろいろな愉しみなことを運んできてくれる。

庭ではまんさく、みつまた、くろもじ、みずき、きぶし、れんぎょう、

どれもこれも黄色の花を少し見せて、

満開になれる時を待っているようです。

ふきのとうも、よもぎも顔を出しました。

3月9日はサンキュウの日だそうです。

小さなことにも、すべての今にも感謝し、有難うの気持ちで過ごしたいものです。

 

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(つばき)

作品紹介 石山 哲也作 『象嵌泥彩花入れ』

2019年02月15日 更新

石山 哲也(いしやま てつや)氏の作品を紹介します。

 

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あと4日で19日は24節気の一つ「雨水」。

雪や氷が雨になり、根雪が溶け湿地や小川のせせらぎになるという。

春めいた気候に変化を見せる頃のこと。

私の周りの草や木も、その先にいっぱいの水分を含んだ新しい芽が膨らみ、

固く閉じていたような自然もほっこりし始めたように思います。

「一月は行く」「二月は逃げる」「三月は去る」

なんてただ言葉の遊びのように思っていたころもあったのですが、

自然は行きつ戻りつはしながらも感覚としてはとても早く、

それでいて、じっくりゆっくり春になっているのです。

肌で感じる毎日の寒さは例年と比べようがないのですが、

今年は例年のように分厚い氷も張らず高い霜柱も上がらず、

積雪もなく、今日まで不便なく過ごせたことを嬉しく、ありがたく感じています。

椿の花はそれぞれ色美しく、たくさん咲いています。

 

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(つばき)

作品紹介 古谷 和也作 『蹲壷』

2019年01月31日 更新

古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

 

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今年の干支は己亥(つちのとい)だそうです。

猪の肉は栄養価が高く、万病を防ぐといわれ、

風水でも無病息災の象徴とされ、目標に向かって猛進していく人を助ける

「火の神の化身」とされているとか。

自分の立てた目当てに向かって進むとともに、

この一年を健やかに過ごせますように願っています。

信楽にも牡丹鍋を主としたお料理屋さんがあります。

食すためうかがってみたいと楽しみにしています。

寒い寒い毎日でしたが、今年は雪が全く降らず

大寒を過ぎた27日、雪起こしの風も吹かず静かに、

道路までは積もりませんでしたが、庭の木々には粉砂糖をたくさん振りかけたような

粉雪が降って冬の風情を楽しませてくれました。

大寒そして立春と、季節が忙しくめぐる時期です。

少しずつ陽の光に強さが増してきたように感じますが。

 

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(つばき)

作品紹介 中村 周平作 『白い器』

2019年01月15日 更新

中村 周平(なかむら しゅうへい)氏の作品を紹介します。

 

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気持ちを新たに迎えた新年

七草がゆもいただき早十五日正月を迎えました。

一年の邪気を払うためにと十五日の朝、小豆粥をいただきました。

小ころばあちゃんの背中で暖かい綿入れのはんてんに

包まれながら聞いていたこんな歌を思い出します。

「正月三日なにうれし、雪より白いまま食べて、

割木のようなととそえて、おこたにもたれてねんねこしょう」と

私は昭和に生まれ、明治、大正生まれの人々の愛の中で育てられ、

昭和、平成を生きてきました。

自分の身辺社会のなに一つとっても大きな大きな変化に驚きを禁じえません。

ことばを持たない庭の木々なども自然の移り変わりや吹く風から

何か変化を感じているのでしょうか。

今は静かに何の変化もない様子をして芽吹く春を待っているようです。

こぶしの冬芽だけがふわふわのやわらかい毛に包まれ、

ずいぶん大きく膨らんでいます。

 

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(つばき)

新年のご挨拶

2019年01月01日 更新

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作品紹介 西尾 陶山作 『壷』

2018年12月14日 更新

西尾 陶山(にしお とうざん)氏の作品を紹介します。

 

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「師走と言うのにあたたこうございますね。」

「少し冬らしくなりましたが、やはり今年は暖冬なんでしょうか。」

「お寒うございますが、でも例年よりは過ごしやすいですね。」

と言う挨拶を毎日繰り返してきましたが、けさ(11日)はまっ白に霜が降りて

かじかむ指に吐く息も白く見え、冬本番の寒さが身にしみました。

紅葉した葉を惜しむように残していた木々もすっかり葉を落とし、

日当たりを望む冬樹に姿が変わりました。

今年は観測史上初めてとよく耳にしました。

最強寒波、酷暑などの異常気象や、台風・地震の天災に

日本列島が苦労した一年のように感じます。

この様な自然災害に合われた各地の復興が一日も早く進むことを願うばかりです。

今年も残すところわずか。

「平成最後」の年の瀬です。

お世話になった人たちに感謝し、皆々様によい年が訪れますよう心よりお願いしています。

 

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(つばき)

作品紹介 加藤 肇作 『焼き締め壷』

2018年12月01日 更新

加藤 肇(かとう はじむ)氏の作品を紹介します。

 

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暖かい部屋から出て外仕事をするのがおっくうになるような寒い毎日。

過ぎた夏は猛暑だったことなんてすっかり忘れたのは私だけでしょうか。

朝晩が冷え込んで一日の気温の変化が激しいと言っていたのに、

いつの間にか寒くてひだまりや暖を求めているなんて。

でも、はや師走。

師走と言う言葉を聞くと、木枯らしやイルミネーションが街を包み、

幻想的な雰囲気が私たちを楽しくしてくれる、

そんな情景を思い浮かべます。

日没が早く、長い長い夜の時間、別世界にいるかのように浮かれて過ごし、

みんなの心に活気がわき、自然と経済等の効果も得られるという

誰かの意図した波に乗せられているというのでしょうか。

我が家の庭はまだ紅葉が美しく、

落ちた色とりどりの葉もまた風情と思い自然のままにしています。

真っ白い侘助つばきがたくさん咲いています。

 

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(せんりょう)

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