ギャラリー有楽【信楽】

有楽だより

作品紹介 谷 穹作 『大壷』

2018年11月15日 更新

谷 穹(たに きゅう)氏の作品を紹介します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

テレビを聞きながら台所で仕事をしていると、立冬なのに冬は遠い感じです。

とアナウンスしていたのは先日のこと。

でも北のほうでは初雪の知らせも。

信楽では朝夕は気温が低く、暖房が無くては落ち着きませんが、

日中は仕事に励むには快適な毎日で嬉しいです。

けれど夏の異常な暑さを経験したすぐ後なので、

マフラーやコートの出番のないのが心配にもなるのです。

『列島の広い範囲でエルニーニョ現象の影響で暖冬も見込まれる』

と聞いたことがありますが。

目にも美しい紅葉の木々の間から澄んだ青空がのぞける日和続き。

庭の草木はこれから咲くつぼみを育て、

来年咲く花の種を地面にちりばめ、

不要になった葉や茎を枯れ草に変え、

夏に咲きほこった後始末をして、

冬に向けての準備を始めています。

お正月と言うにはずいぶん早いのですが、

十両、千両、万両の実が赤く色づいています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(しろなんてん)

作品紹介 伊藤 昭人作 『柿釉高杯皿』

2018年10月31日 更新

伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

朝夕はすっかり冷え込むようになりました。

信楽の各家庭では急いで毛布やこたつの準備をしたり、

エアコンを暖房に切り替えたり、ストーブの用意をしたり、

家の中はいつの間にか少しずつ冬設えになっています。

裏庭では今まで青かった沢山の柚子の実が黄に色を移し、

木々の紅葉も美しく、落ち葉の清掃も日ごとに忙しくなっています。

柿、栗、無花果、芋類やきのこ類など実りの秋を迎え、

お米に続いて山のもの、野のもの、里のもののいずれも

豊かな収穫をもたらしてくれているようです。

記録的な猛暑だった今年の夏、大型の台風、

これに続いてやってくる冬はどうなるのかと少々不安です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作品紹介 高橋 楽斉作 『耳付花入れ』

2018年10月15日 更新

高橋 楽斉(たかはし らくさい)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

庭のどうだんつつじの刈込が緑色から黄へとすこしづつ変わり始め、

私たちの目を楽しませてくれています。

季節の深まりとともに、木々の葉の色も変化し、

いよいよ秋本番かなと思います。

信楽では台風21・24・25号が派手な振る舞いで通り抜け、

やっとそれらしい日常に戻ったような気がいたします。

水分を十分得たのか、すすきやセイタカアワダチソウやヒヨドリ草が

野原一面に咲き、わさわさと風と共に揺れています。

秋と言えば紅葉とか、夕焼けの色を思い浮かべますが、

古代中国の説に、春は青、夏は赤、土用は黄、

秋は白、冬は黒とされていたのを思い出します。

秋が白なんて少し意外だったのですが、

空気の澄んだ秋晴れのように、交じりっけなく清らかにということでしょうか。

今は、きんもくせいの香りが家々の垣根から匂っています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(ほととぎす)

作品紹介 杉本 勇作 『焼き締め蹲』

2018年10月01日 更新

杉本 祐(すぎもと ゆう)氏の作品を紹介します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

有楽を愛して下さるたくさんの人々のお力添えをいただいて、

昨秋は信楽焼・第30回有楽作品展を開きました。

30回を一つの区切りとして今年は取りやめ、

私が勉強をするときとしていただき、

来春は新しい企画で再び出発したいと考えています。

新しく計画がまとまりましたら皆様にご案内申し上げます。

とは申しましても今日も常設の店には新しい作品も並べまして、

皆様のご来店をお待ちしております。

 

暑かった夏から一転、ぐずついたお天気続きで

「田んぼがぬかるんで稲刈り機が動かない」とかお聞きしていましたが、

今では稲刈りもすっかり終わり、あぜ道には驚くほど鮮やかな

赤い彼岸花があちこちで群れを成して咲いています。

庭には萩の花や藤袴が美しく咲き乱れ、

今年もアサキマダラかなと思う蝶がたくさんの仲間と

藤袴の花を訪ねてくれました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(ふじばかま)

作品紹介 高橋 美子作 『焼き締め花入』

2018年09月15日 更新

高橋 美子(たかはし よしこ)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

21号台風が通り過ぎあれていた自然のたたずまいも少しずつ元の姿を取り戻し、

整えながら暮らしているのですが、秋入梅(あきついり)というのか、

すっきりしない日が続き、早秋らしいしのぎやすい日和や

気温まではまだしばらくかかりそうなこの頃です。

一番は少しずつですが日暮れの時間が早くなる様子に

時の移り行くのを感じます。

9月8日は24節気の「白露」

草の葉に白い露が降りる頃

この言葉を聞くだけで体の中から厳しかった夏と言う思いが

すっと抜けて、秋の空気と入れ替わるような

そんな清々しさを味わうことが出来ます。

庭では夏の水分不足で枯れてしまったと思っていた

ききょう、おみなえし、たいまつそう、しゅうかいどうは

十分な水を得たのか、今、美しく咲いています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(うめもどき)

作品紹介 伊藤 昭人作 『柿釉抜絵紋』

2018年09月01日 更新

伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

近年最も暑い夏と言われた8月も過ぎました。

予報によると、うだるような暑さがまだ続くようで

身体の休まる時がありませんね。

そして室内にいても熱中症の危険があるなんて。

無理や我慢をせず室温、湿度の管理、風通し、

こまめな水分補給に気を配りたいと思います。

とはいえいろんな場所で小さい秋も目に留まります。

田んぼの稲刈りも始まりました。

黄金色に頭を垂れた稲穂がさわさわと風に揺らぎ、

その上をトンボがたくさんすーいすーいと飛び交っていて

見ていて心穏やかに、なぜかうれしささえ感じます。

手を伸ばせば届きそうな小川のふちに野菊が一、二輪

菊芋の花や金水引、二度目のなでしこも咲いています。

時々運ばれたように吹く風が肌に優しく、

ひんやりと感じさせてくれる時もあります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(しもつけ)

作品紹介 伊藤 昭人作 『呉須盛絵皿』

2018年08月14日 更新

伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

夏は暑いもの、無駄な言葉を繰り返すより、見た目、涼を呼ぶ音、

触った感じ、季節感を取り入れたものなどなど、

工夫して涼しく過ごすものだと思ってきたのに・・・

暑くてもう嫌になってしまうなんて

愚痴を言ってしまうのは私だけでしょうか。

じりじりと焼き付くような陽ざし、くるひもくるひも。

真っ青な空、白い雲。

関西の軽井沢とよく耳にした信楽も

朝夕までも暑くて、二週間以上雨が降っていない。

でも、庭の木や野の花は枝を伸ばし実をつけ、

花芽をはぐくんだりと頑張っている。

梅もどきも色づき始めた。

どこからか秋は近づいているのだと。

まず日暮れが早くなり、夕餉の支度が忙しく思うほど。

残暑が続いていますがご自愛ください。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(水引き草)

作品紹介 谷野 明夫作 『楕円小鉢』

2018年07月31日 更新

谷野 明夫(たにの あきお)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

西日本豪雨土砂災害、日夜続く猛暑、逆走するようなコースでやってきた強い台風12号、

どれにも気持ちで負けないように一生懸命取り組んできた

私だけでなく、草や木も花も。

暦の上では7月23日大暑は過ぎたものの、夏はまだこれから。

信楽でも気温33度の日があったとか

朝夕は多少風がひんやりとしていても涼しいとまでは感じない。

それよりも何よりも、連日夕焼けが美しかったこと。

濃いオレンジとさわやかなスカイブルーの織り成す空模様は

遅々として、でも常に動いていて明るく、自分までが染まってしまうようなひと時。

暑さに耐えて一日頑張ってきたご褒美でしょうか。

田んぼの稲はすっかり穂が出そろい、

田にひく水がちょろちょろと涼しげな音を立てています。

ノカンゾウ、月見草も美しく咲いています。

今年はセミの鳴き声が例年よりやかましく、うるさく感じるほどです。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(吾亦紅)

作品紹介 神崎 継春作 『信楽壷』

2018年07月15日 更新

神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

滋賀の南端に位置する信楽も大雨注意報や警報を受けながら

三日ほど雨が降り続きました。

でもおかげさまで、ことなく過ごすことが出来ました。

信楽をめぐる交通機関は大事をとって運休だったこともあって、

青空が出て、「通常運転を致します」と有線放送で通告があったときは、

世間が広くなったようでホッと致しました。

沢山の水分を蓄えた木々は生き生きと枝を伸ばし

庭が狭くなったように思うほどでした。

夏椿がふさふさとした緑の葉の中に真白の花を咲かせ、なぜか、

清く、正しく、美しくという言葉を思い出させるような凛とした風情を感じます。

今年も信楽火祭りが7月28日(土)18時から行われます。

焼き物を焼く火に感謝し、安全を願っての行事です。

地元の新宮神社で元火をうけ、有志の皆さんで担がれた約700本(予想)の松明が

愛宕山山上の火の神をまつる愛宕神社に奉納されるのです。

勇壮な夜景です。夕涼みを兼ねてお出かけ下さい。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(なつつばき)

作品紹介 大友 辰雄作 『茶器』

2018年07月01日 更新

大友 辰雄(おおとも たつお)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

「あけまして・・・。ことしもどうぞよろしく・・・。」と

ご挨拶を交わしてから、早半年を過ぎ、6月21日に夏至も。

これからは日中活動をする時間が少しずつ短くなりますよね。

これからも静かで平穏な日々であることを祈らずにはいられません。

まだこの地方の梅雨明け宣言はされていません。

晴れ、雨、にかかわらず湿気の多い毎日です。

久々にぎらぎらとした太陽が顔を出してもまたすぐ隠れてしまう。

でも、これからはそんな雨の時をうっとうしく思うより、

室内で楽しむ気持ちに切り替えて自然に沿った生活を楽しもうと思っています。

庭はすっかり夏の装い。

庭でできた梅の実も取り、実山椒も処理を終え我が家の冷凍庫へ。

今日はとげのある柚子の木から親指大の青い柚子が

出来ているのをいくつか見つけました。

沢山の野花の中になでしこも咲いています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(なでしこ)

作品紹介 高橋 美子作 『焼き締め鉢』

2018年06月14日 更新

高橋 美子(たかはし よしこ)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA  

衣更えと言う言葉はもうなくなっていくのでしょうか。

いままでは道行く皆様のお召し物が一日ですっかり夏めいていて、

「あっ、今日から6月なんだ」と急いで私も着るものを夏物に変えていましたのに。

梅雨入りの声をきいた後、雨の日、台風、肌寒い日、

蒸し暑い日といずれも湿気の多い日が続いています。

今日は青空に太陽、うれしいと思って外に出たら

さっと雨が降ってきました。

子供の頃良いお天気なのに雨が降ると「狐の嫁入りだ」と言って

走って家に戻ったことを思い出しますが…

どういう意味があったのでしょうか。

野も山も万緑の季節

庭の紫陽花は、それぞれが花の大きさを競うように、

額草も静かに負けずと美しく飾ってくれています。

やまは山つつじ、ウツギが、野にはホタルブクロ、とらの尾

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(ほたるぶくろ)

作品紹介 杉本 祐作 『蹲花入れ』

2018年05月31日 更新

杉本 祐(すぎもと ゆう)氏の作品を紹介します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

緑滴るような昨今の景色の中で、この時期よく風薫ると言う言葉を耳にしますが

青葉、若葉を吹き渡るさわやかな風と言うのでしょうか美しい言葉ですよね。

心までホッと一息、自然の中に溶け込んだような幸せな時を感じます。

もうすぐ梅雨に入るのでしょうか。

周囲の田んぼも植え付けがほぼ終わったらしく、きちんと並べて植えられた苗も

今は水の中で地に根を張らせているようです。

夜になると、蛙の大合唱はもちろんですが、

田んぼに張られた水を鏡にして家々の明かりが倍になり、

とても賑やかな景色に変化します。

庭には、こばのずいなが白い花をつけ、その根元で薬草のどくだみが

その名に反して可愛い白い花をいっぱい咲かせています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(みやこわすれ)

営業のご案内

【営業時間】
3~10月 9:30~18:00
11~2月 9:30~17:00
【休日】
不定休(カレンダーを参照)
【アクセス】
新名神高速道路信楽ICより車で約2分。
信楽高原鐡道雲井駅より徒歩5分。帝産バス雲井駅停留所より徒歩5分。
アクセス地図>>
【駐車場】
有り

お問い合わせ

皆様のご来店をお待ちしております。

お問い合わせはこちら|0748-83-0759

受付時間/営業時間と同じ