ギャラリー有楽【信楽】

有楽だより

作品紹介 神崎 継春作 『皿』

2022年11月01日 更新

神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。

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十月二十三日まで開催していた二年ぶりの秋の有楽作品展。

例年になくたくさんの人々にご来店いただき、

久々にお会いできた人とは互いに健康を喜び合い

大きい気力をいただきました。

ありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

会期の初めの昼間は夏日に近い気温で半袖の人が多く、

冷茶をお出しするのがいいかなと思いましたが

ニ、三日の間に気温が下がり秋を超えて

晩秋のような暮らしに変わりました。

庭ではつわぶき、おかりんどう、きくなど

一気にその時を迎え霜の害などはまだなく

美しく誇らしげに咲いています。

なかでもほととぎすは、白花から

やまじのほととぎすまで所狭しといっぱい咲き、

今一番目立つのは苔の中のせんぶりです。

紅葉も美しくなってきました。

秋という野山からなぜか懐かしいような美しさと

躍動感すら伝わってくるようです。

何かを求めてどこかへ出かけてみようと思われるなら

どうぞ信楽へお運びください。

繰り返される日常の営みの中で

いつもと少し違う気持ちになれるかも。

 

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(つわぶき)

信楽有楽作品展『信楽焼の今』が始まります

2022年10月14日 更新

信楽有楽作品展『信楽焼の今』

10月14日(金)~10月23日(日) 会期中無休

午前10時~午後5時

いま信楽で大きく活躍している作家の作品展が有楽で始まります。

少しずつ行動制限が緩和されつつあるこの秋

木々が色づき始めた信楽へどうぞお越しください。

お待ちしています。

 

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(ふじばかま)

信楽有楽作品展『信楽焼の今』のご案内

2022年10月01日 更新

 杉本 貞光作 『花入れ』

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信楽焼の今をお伝えできる作品を集めて展示いたします。

秋の信楽にぜひ足をお運びくださいませ。

 

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(シロバナホトトギス)

作品紹介 杉本 貞光作 『蹲壷』

2022年09月15日 更新

杉本 貞光(すぎもと さだみつ)氏の作品を紹介します。

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日中は夏の名残のようでまだ暑さ対策が続いている状態ですが、

「秋暑し」という季語は八月の残暑に使っていたように覚えています。

でも信楽での朝夕は秋の気配で

その涼風に万物が改まるかのような季節を感じています。

加えて日暮れも日ごとに早くなっています。

庭に咲く草や花の様子、

その草むらで美しい声で鳴く虫たちなども。

田んぼの稲も半分以上刈り取られ

周囲の眺めもすっかり変わりました。

ふじばかまは今を盛りにと咲いていますが

アサギマダラという蝶は今年はまだ見ていません。

地上では優雅に飛びますが高く舞い上がり

上昇気流に乗って長距離を移動すると聞きますので

私たちの見ぬ間に訪れてくれたのかとも思っています。

今年二度目のききょう、なでしこ、われもこうが咲き

秋の花として野辺を飾っています。

 

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(ふじばかま)

作品紹介 鈴木 大弓作 『花入れ』

2022年09月01日 更新

鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。

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厳しい夏の暑さからの解放を今か今かと待ちわびていましたが

今朝は肌寒く感じる空気に秋の訪れを知りました。

空が少しずつ高く感じられ小さい塊がたくさん集まったような雲が

多く見られるようになりました。

いわしの群れのような細長い雲の集まりのいわし雲。

魚のうろこのような小さい丸い雲の集まりのうろこ雲。

モコモコとした雲の集まりが羊の群れのようなヒツジ雲。

特に今は空が澄んで見やすくなるので秋の季語にもなっているとか。

でもこれらは低気圧の前面に現れることが多く、

見かけたらこの後雨のサインらしい。

庭では秋の七草の一種の藤袴が赤白共に花芽をつけて

いまにも咲きそうにその時を待っていますが今年はまだ

アサギマダラという毎年来る蝶が来ていません。

薄い青緑を埋め込んだステンドグラスのような羽を

ひらひらと優雅に訪れてくれることを藤袴と一緒に私も舞っています。

九月九日は菊の節句、十日は中秋の名月といろいろな行いがあります。

 

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(やぶらん)

作品紹介 神崎 継春作 『壷』

2022年08月15日 更新

神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。

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信楽では、ご先祖様を各家庭にお迎えするお盆の行事も終わり

明日の送り火とともに御浄土にお帰りになり

一年の後半に入るということです。

残暑厳しい毎日ですね。

二十四節気での小暑(7月7日) から立秋(8月7日)までを

暑中と言って暑中お見舞いを出し、

立秋以降は残暑お見舞いに変わるんですからね。

この時期いつも感じているのですがこの暑さなのにどこに秋の気配って

でも田んぼの稲穂はすっかり出そろい

早いところは色づいてきてざわざわと波打っています。

さるすべり、むくげ、きょうちくとう、ふようなどの夏の花は

暑さにも負けずより一層色鮮やかに美しく咲いています。

今年はやかましいと感じるような蝉の鳴き声は聞きませんでしたが、

夕方庭の水まきをしていると毎日のように

ヒグラシが鳴いています。

空も少しづつ高く感じられるようになりました。

秋の風が涼しさを届けてくれるまでもう少しですよね。

 

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(おみなえし)

作品紹介 鈴木 大弓作 『白瓷壷』

2022年08月01日 更新

鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。

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今日から葉月・八月です。

先祖の精霊、おしょらいさんが家に戻ってくるお盆の月。

ご飯やそうめん、季節の野菜果物をお供えして

おしょらいさんをおもてなしして

ご先祖様への感謝はもちろん

平素はあまり思うことの少ない多くの無縁と思っている

精霊に対しても同様に感謝の心を手向けることが

お盆の行事の目的だそうです。

いろいろな行事の後、十六日には西方浄土に帰られる

おしょらいさんをお寺の送り火法要でお送りします。

信楽でも六月に猛暑日を五日間ほど記録したり、

異例の早さの梅雨明けでした。

でも続いて梅雨の戻りのような天候の毎日。

身近で何か気候に異変が起きているのではと

心配する日もあったのですが。

今年は何より夏休みに入っているのに

セミの鳴き声が聞けないのです。

どうしたのでしょうか。

今朝早く散歩しましたらすっきりと草を刈られた土手の

隅のほうに美しく風情のある月見草4,5本と

紫つゆ草を見つけました。

あまりにもこの場に似合っていましたので

じっと眺めてしまいました。

 

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(われもこう)

作品紹介 鈴木 大弓作 『蹲壷』

2022年07月15日 更新

鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。

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カンカン照りの真夏日が続いた後梅雨の戻りのような湿気の多い

じっとしていても汗の流れる曇天の日々。

ここ2・3日は夜半に激しく雨が降り、日中は大雨にはならず

晴れたり降ったりを繰り返しています。

庭の木々の枝は水分を十分に含んで重く垂れ、

手水鉢などは毎日満水になっています。

予報によるとしばらくこんなお天気が続くとか。

信楽ではここ数年中止が続いていました火まつりの行事が

7月23日(土)午後5時より行われることになりました。

焼き物の町信楽町の愛宕山の頂上に鎮座する愛宕神社に

大きい松明を作って夜に奉納する火まつりです。

そこには火の神様と土の神様と技術を伝来された渡来系一族の

須恵器の神様が祀られているといわれています。

愛宕山は比較的木の少ない山で

松明が山を登り降りするのが見えてとても美しい景色です。

信楽を訪ねて下さる方も多くなり

少しずつ活気を取り戻しつつあると聞くようになりました。

大変うれしいことだと喜んでいます。

野にはかんぞうの花、きんみずひき、ひおおぎなども咲き

自然は休むことなく進んでいるのだなあーと感じ入っています。

 

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(なでしこ)

作品紹介 六代上田 直方作 『花入れ』

2022年06月30日 更新

六代上田 直方(ろくだいうえだ なおかた)氏の作品を紹介します。

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今日から文月

2022年もいつの間にか半分が過ぎ、

あっという間に折り返しの7月です。

私だけなのかとも思いますが

年々月日の過ぎるのが早く感じるようになり

あと半分なんて嘘でしょうと思える気持ちです。

心・体が年相応に健やかにと一生懸命のうちに

一日一日が過ぎてしまったようです。

2・3日前近畿地方も梅雨明け宣言がありました。

信楽はしとしとと雨の降るじめじめとした日もごく少なく

アマガエルやカタツムリもあまり見ることなく過ぎましたが

急にぎらぎらした太陽の降り注ぐ猛暑が続き

晴れと言うよりカンカン照りの真夏日です。

田んぼの稲は青々と伸びこの日照りがよいとのこと

広々とした田んぼ全体が緑色に波打っています。

たいざんぼくが白い大きい花を高いところに咲かせています。

夏椿も咲き始めました。

 

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(きんしばい)

作品紹介 谷 穹作 『蹲壷』

2022年06月15日 更新

谷 穹(たに きゅう)氏の作品を紹介します。

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雲間から差し込むギラギラとした日差し、

でも湿度が高くて息苦しいような空気。

青葉の香りがさわやかだった季節から早くも雨雲に

追いつかれていて湿っぽい日が続く昨今

自由に伸びた我が家の庭の緑の木々や苔は

静かに落ち着いているように見えます。

その若葉に合わせて静かにアジサイやガクアジサイが

美しい色の大きい花となって咲いています。

その隙間を縫うようにひょうひょうと

赤や白のホタルブクロが風情を加えています。

ここ二、三日はお天気とそれに伴う気温の変化が激しく、

特に朝夕は片づけてしまった暖房具が恋しく感じるほどです。

友達からの便りに季節が移ろう折には

暑さも寒さもありますのでどうぞ気を付けて…

とありましたが、不思議なほど納得しています。

今、急に暗くなって雨になりました。

雨の音に耳を傾けながら外を眺めているのも

贅沢な時の流れの味わい方かも。

 

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(とらのお)

作品紹介 杉本 祐作 『壷』

2022年06月01日 更新

杉本 祐(すぎもと ゆう)氏の作品を紹介します。

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有楽の前に小さい、極く小さい淡竹の竹林があって

竹の子がつくつくと生えています。

と同時に笹の葉が黄色い小さい枯葉となってパラパラと散り始め、

掃除を済ませた庭の周りの風情を乱しています。

勢いよく伸びる竹の子に養分をまわしているかららしいのですが、

この季節は竹にとっては「竹の秋」なのですって。

そして季節が移って秋になって多くの草木が色づく頃には

竹は青々として竹だけ春のような装いになるらしく、

やや場違いなその様子は「竹の春」と呼ばれ季語にもなっているとか。

六月は衣更え、単衣の季節に入ります。

庭は緑色一色になりさわやかという言葉がぴったりです。

どの木も草も思う存分新芽を伸ばしているので

庭全体がいつもと違う雰囲気をかもしだしています。

私の草引きが雑で雑草の残っている隅の方で

どくたみが白い清楚な花をたくさん咲かせています。

裏にあるおがたまの木に花が咲き、甘い香りを放っています。

 

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(おがたま)

作品紹介 荒川 智作 『扁壷』

2022年05月15日 更新

荒川 智(あらかわ さとし)氏の作品を紹介します。

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沢山の人々でにぎわったゴールデンウィークも過ぎ

静かな日常の生活に戻りました。

曇天続きだからか日ごとや朝・夕との温度差の大きい毎日です。

家の周りの田んぼはほとんど田植えが終わり、すっかり景色が変わり、

夜などはかえるの合唱が盛んでにぎやかです。

どうぞ今年も豊作でありますようにと願わずにはおれません。

男の子の成長を願う端午の節句が終わって、

示し合わせたようにあやめ、いちはつ、かきつばた、

しょうぶの花が咲いています。

えびねらんもすずらんも平年より五日ほど早く咲き始めました。

山では藤の花が年々範囲を広げながらおおらかに

ふさふさと山の木々の枝を借りて房になりながら

垂れ下がって咲いています。

これが藤色なんだと納得して眺めている人も多いとか。

とても美しいです。

少しずつ汗ばむ陽気になってきますので、

水分補給もこまめにして新緑の季節を

健やかに過ごしたいと思っています。

 

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(くろろうばい)

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