荒川 智(あらかわ さとし)氏の作品を紹介します。
濃い緑色のおいしそうなホウレンソウ、肉厚ではんばーぐ大の生シイタケ、
蓋を取ると香りでわかるふきのとうと味噌を合わせた蕗味噌、
やわらかい淡い緑色のよもぎもちなど、
ご近所から自家製の物のおすそ分けをいただき早春を味わっていますが
信楽の野山はまだ冬の枯れ草がいっぱいで、
探さないと蕗の薹やこごみの新芽は見つけられません。
草草は、その時を待っているのでしょうか、
急に吹いたここ2,3日のあたたかい風に誘われ、
今すぐにも顔を出すのではと思っています。
まんさく、さんしゅう、れんぎょう、みずき、くろもじ、
きぶしなどもここ2,3日で満開です。
春一番を競って咲く花は、みな黄色なんだと不思議に思い改めて眺めています。
桜のつぼみはまだ固く、子供たちと同様に入学式や
始業式を飾ろうと待っているかのように思われます。
4月、気持ちもあらたに陶都信楽までお運びください。
ギャラリー有楽でお待ちしています。
(れんぎょう)