杉本 貞光(すぎもと さだみつ)氏の作品を紹介します。
一雨ごとに気温が上がり、その温かさで寒さに張り詰めていた気持ちや
身体を楽にしてくれるような気がいたします。
またその湿った風に誘われてか雪柳やこでまり、
草ではばいも、水仙などが生き生きとしています。
暑さ寒さも彼岸までの言葉通り。
仏教徒の多い信楽では、仏壇、仏器、お墓のお掃除にと
忙しくしている人が多いようです。
「国民の祝日に関する法律」によりますと、
春分の日は自然を讃え、生き物を慈しむとなっており、
私たちの知る範囲では昼と夜の長さが大体同じで、
しかも太陽は真東から上がって真西に沈むということでしょうか。
何もかも常に活動しているのだと感心させられます。
椿などのお花の蜜を吸ったり、苔の新芽をついばんだりと
小鳥がたくさん飛び交って春らしく演出をしています。
のんびりした風景をのんびりと眺めていられる幸せを
時折かみしめています。
(ふきのとう)