澤 克典(さわ かつのり)氏の作品を紹介します。
山・里ともに新緑が眩しく感じられます。
田植えや茶摘み、淡竹の収穫、山椒の実摘み、ふきとり、
蕨採りと忙しく。
自然とともに生きていることが実感できる季節です。
『八十八夜の別れ霜』と言われていますが
信楽はこの言葉より一週間遅れで昔から本格的に
農作業に取り掛かる目安の日になっているそうです。
家の周りの田んぼの植え付けがほとんど終わり、
夜などはかえるの合唱でにぎやかですが、
加えて、植え付けられた田んぼの水面に各家の灯りが映り、
倍増したにぎやかな街を作り出しています。
庭には、スズラン、ギボウシ、アザミ、野ばらが咲き、
燕も巣作りのためその条件に適ったところを探しているのか、
同じところを幾度となく飛び交っています。
今日から衣更えですね。
(せんだいはぎ)