鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
梅雨と言えば当然ですが、湿気の多いはっきりしないお天気が続いています。
周りの自然はたっぷりの水分を得てのびのびとして過ごしているようで、
生き物もぶんぶん、こつこつと邪魔されることなく、
自分の仕事に精を出しているように見えます。
木立の間を吹き抜けるそよ風が青田風となって、
伸びた稲穂を揺らしています。
豊かな自然が私たちの目を楽しませ、心を豊かにしてくれると同時に、
無数の命をはぐくみ多くの実りを与えてくれるのだと感謝しています。
自らもその自然の一部として、草引きや木の枝の整えなどを暇を見てやっています。
示し合わせたように一緒に咲くと思っていた野の花
(とらのお、ほたるぶくろ、もじずり、なでしこ、のばら、むらさきつゆくさ、
どくだみ)などの遅咲きの花がいまあちこちで遠慮がちに美しく咲いて、
より一層愛でられているようです。
夏の日の長さを上手に生かして、いい時間をうまく利用すること。
そんな季節に寄り添うような生活が夏の日々を
楽しく過ごすヒントになるかもね。
(あじさい)