鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
11月半ばになって針葉樹の多い信楽の山々も所々美しい紅葉に変わり、
山頂から順番に装い始め秋がゆっくりと深まってきたのを楽しんでいます。
紅葉に彩られた秋の山を「やまよそおう」というようですが
空気が澄み光も柔らかなこの季節
特に美しく心を惹かれるのは日々の夕暮れの空の色
刻々と形を変える雲とともにいろいろな景色を作って
疲れた気持ちを洗ってくれます。
今は菊の花がいい香りとともに秋を惜しんでいるようにも思います。
枯草の野の中で凛としているのは野菊だけ。
椿もつぼみをたくさんつけて出番を待っているようです。
(のぎく)