伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。
例年なら三寒四温と言う言葉になぜか自ら納得し、
それなりの生活を楽しく過ごしていたと思います。
でも、今年は毎日過ごしやすい気温の日が続き、
一雨ごとに温かさを増しているような感じです。
六日は啓蟄でした。
冬の間地中で巣ごもりをしていた虫や動物たちが
温かさに誘われひょっこり顔を出す時ですよね。
家の庭の隅に顔を出していた藤袴の新芽が次々と毛虫にやられていますが、
どちらも負けてはいないようです。
今の時期ならではの野原は山菜たちでいっぱいです。
つくし、ふきのとう、せり、みつば、よごみ等など。
寒い冬を土の中で過ごし、ようやく芽吹いたこれらは
体にたまった毒素を排出する働きがあるとか
『春の皿には苦みを盛れ』という言葉が残されていたのはこのことだったのかと。
目立っているのは、ボケの花。
赤やピンク色で自ら持っている痛いとげで身を守りながら
可愛く周囲を飾っています。
今、新型コロナウィルス拡大防止のため
いろいろの行事の自粛の取り組みにみんなの神経が注がれています。
私は日常の衣食住を今一度見直し明るい方向に向かって
清潔にきちんと生活していきたいと思っています。
(ふきのとう)