迫 能弘(さこ よしひろ)氏の作品を紹介します。
信楽の最低気温がマイナスと言われる日が3,4日続いたのですが、
例年より暖かいのかまだ氷も霜柱も目にしません。
それより日陰になる風通しの良くない裏庭の楓は
まだ紅葉のままで陽に当たれば紅色に透けて美しく輝いています。
日当たりのよい南側の庭は、すっかり寂しい冬の姿になり
垣根の山茶花だけが彩りを添えています。
早いものでお正月の準備に取り掛かる日とされている
「正月事始め」13日も過ぎ、いつもと同じ時の流れなのに
何か心せわしく感じています。
まず新年を迎えるのにいつもより範囲を広げ、
少し丁寧に掃除をしたいと思います。
子供の頃、母から「隅々まで美しくなった家には、
福の神様がたくさん来て下さるのよ」と言われたことを
懐かしく思い出します。
今年は外出を控え、家の内外をピカピカにして、
身も心までも美しくして一年を締めくくれたらそれもいいなと。
来年はより良い一年になりますよう。
椿もぽつぽつと咲き始めました。
(しろなんてん)