鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
弥生3月
春と呼ぶにはまだ少し早く感じられますが、
雪が雨に変わる雨水も過ぎ、
自然は片時もとどまることはなく
待ちわびている春に向かっているようです。
いままで見過ごしていた身近なところに
小さな春はあふれていたりするものです。
お隣からいただいたとれたてのほうれん草の芯に花芽がついていたり、
保存していた白菜の芯が大きく伸びていたり、
ジャガイモに新芽が出ていたりと。
庭では梅がかぐわしく静かに咲いています。
まんさく、くろもじ、れんぎょうも一見して花芽が
膨らんだ様子がわかり、生命の力強さが感じられます。
5日は啓蟄
冬の間地中で巣ごもりをしていた虫や動物たちが
暖かくなり始めひょっこり顔を出すのだそうです。
あちこちから春の足音が聞こえてくるようです。
私も今日ひな人形をお飾りしました。
(はくばい)