古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。
暦の上での大寒の日の夜、信楽は初めて5センチほどの雪が積もりましたが
それ以降は雪もなく気温の低いどんよりとした
雲の多い冬日和が続いています。
霜が降りるのも、氷が張るのも、霜柱が出来るのも
信楽の朝としては当然の景色と思い、
昼夜を問わず「お寒うございます」のご挨拶さえも
自然に出てくる言葉です。
今が一年で一番寒さ厳しい時ですよね。
寒さにじっとしていることに加えてコロナの影響もあってか
「本当に大切なものは何だろう。
守らなければならないものは何だろう」
とまじめに考えさせられるのも毎日のようです。
こんな寒い連日で巣が3日が節分、4日が立春と聞くだけで、
心が明るくなり春を感じ取れる気がするような。
信楽の節分と言えば毎年ですがこの日だけにわか信者になり、
氏神様に参拝し年男や年女の人たちが着飾って集い
「鬼は外…」と豆まきをしたり、ご加護がありますようにと
お祈りをしたりしています。
庭は静かに落ちついていますが、蝋梅だけがきれいに咲きそろって
良い香りを遠くまではなっています。
(つばき)