神山 易久(こうやま やすひさ)氏の作品を紹介します。
今年もあっという間に弥生三月です。
春に向かうときは早朝と夕方の活動の時間を取り戻すとき。
朝は早くから明るく、
夕方は午後五時を知らせる音楽が里山に流れても
しっかりと明るく、夕焼けを拝める。
信楽の風はまだ冷たく真冬と変わりない。
日に日に長くなる日脚に歩調を合わせるかのように
庭の草木も心なしか春の準備をしているように思える。
今は飛び回っている親雀が巣を作り始めたり、
土手につくしが顔を出したりと
ひなまつりが終わったころになればあちこちで
少しずつ春の足音が聞こえてくるでしょう。
三月九日は三と九でサンキュウという語呂合わせから
「ありがとうを届ける日」
として日本記念日協会で認定された記念日ですね。
数ある生物の中で人として生まれたことが「有り難い」が
変化してありがとうになったようです。
普段、感謝の気持ちを伝えられない人にありがとうもいいものですよね。
温かく優しさに満ち溢れた春の日を迎えるためにも。
椿の花がたくさん咲いています。
(つばき)