神崎 継春(かんざき つぐはる)氏の作品を紹介します。
十月二十三日まで開催していた二年ぶりの秋の有楽作品展。
例年になくたくさんの人々にご来店いただき、
久々にお会いできた人とは互いに健康を喜び合い
大きい気力をいただきました。
ありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。
会期の初めの昼間は夏日に近い気温で半袖の人が多く、
冷茶をお出しするのがいいかなと思いましたが
ニ、三日の間に気温が下がり秋を超えて
晩秋のような暮らしに変わりました。
庭ではつわぶき、おかりんどう、きくなど
一気にその時を迎え霜の害などはまだなく
美しく誇らしげに咲いています。
なかでもほととぎすは、白花から
やまじのほととぎすまで所狭しといっぱい咲き、
今一番目立つのは苔の中のせんぶりです。
紅葉も美しくなってきました。
秋という野山からなぜか懐かしいような美しさと
躍動感すら伝わってくるようです。
何かを求めてどこかへ出かけてみようと思われるなら
どうぞ信楽へお運びください。
繰り返される日常の営みの中で
いつもと少し違う気持ちになれるかも。
(つわぶき)