伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。
信楽の里の桜は、今、満開です。
いつの頃からか「三日見ぬ間の桜」という言葉があるようですが、
今年もお天気が危ぶまれています。
桜の花のつぼみが気張って膨らんでくる様子を
桜の「笑いかけ」というそうですが
花の咲いたとき以外ほとんど目を向けてこなかった自分に気づくこの頃です。
庭の周囲にはくろもじの花、雪柳、黄花山吹など
競うように咲いています。
四月も半分が過ぎました。
「花冷え」『寒の戻り』という言葉のとおり
寒暖差の大きい毎日です。
八日は「花まつり」
お釈迦様のお誕生日でした。
生まれてすぐ東西南北それぞれ七歩ずつ歩み、
右手は天を、左手は地を指し
「天上天下唯我独尊」
天にも地にもただ一人、かけがいのない命の
大切さについて宣言されたといわれたのですと。
小ころお世話になっていたお寺の保育園で
園長先生からこのお話を聞きました。
快適な貴重な季節を楽しみたいものです。
(くろもじ)